1. なんで女性だけのレッスン?
バイクの中型免許を取得したのが2006年、48歳の時。それから10年、楽しくツーリングライフを楽しんでいます。
でも、最初の頃は、免許を取ったのはいいけど、バイクを買う勇気もないし、何を買ったらいいのかもわからないし、第一、公道を走るなんて、考えただけで怖い!
そんな状態で2〜3ヶ月に一度、レンタルバイクで他の人についていくというバイクライフだったのです。
そんな時、私のバイクの師匠が「こんなのいいんじゃない?」と勧めてくれたのがチームマリのレッスン。
初めてチームマリのレッスンに参加したのは2010年3月。場所は鈴鹿サーキットの練習コースでした。
その時には初心者にも関わらず、先導つきのサーキット体験もしました。経験や力量の差があるのでグループ分けし、自分はもっとも初心者グループに入りましたが、夢のようなスピードに乗ってあっという間のサーキット走行でした。
さて、女性ならではの悩みに応えるのがチームマリのレッスンの特徴です。また、個別の希望も、事前アンケートで出すことができ、カスタマイズできるのもチームマリの良さ。
2. 女性ならではの悩みとは?
- 取り回しができない
- 非力
- 足が届かない
- Uターンが苦手
- 倒れたバイクを起こすことができない
- 昔は乗っていたけど、長い間乗っていない。久しぶりで怖い。
こんな悩みがある方、一度レッスンを受けてみたらどうでしょう?教習所の先生は男性が多いので、上に書いたような女性ライダー特有の悩みにはなかなか気がついてくれないのです。
3. 本日の練習、午前の部
チームマリでの練習は、最初が必ずブレーキ練習です。走れるためには、止まれないといけません。いろんなシチュエーションで、緊急のときに自分を救うのは「止まれる力」。
だから、ブレーキ練習は欠かせないのです。
ブレーキ練習が終わると、次は、コース走行。コースは、8の字走行から始まり、次にパイロン、オフセットと続きます。パイロンの配置が絶妙で、早めに切り返さないと次のパイロンをまわりきれません。ブレーキ、アクセル、バイクと身体を出来る限り一体にするようにニーグリップをしっかり保ちます。
午前中の練習は、コース覚えと身体慣らしという感じであっという間に終わります。
なお、休憩は、全体がまとまってとるときもあれば、自主休憩をとることもあります。安全第一なので、自分で調整することが大事です。
お昼ご飯はお弁当が用意されています。ご飯を食べながら、参加者の方々と交流します。チームマリのオリジナルグッズ(Tシャツ、キャップ、靴下などです)も販売しています。
4. 午後の部の練習
午後は、まず写真撮影から。チームごと、全体写真もとります。楽しいひとときです。
コースは、今回は午前午後で同じです。日によっては、昼休みの間にチームマリのインストラクターの皆さんがお昼ごはんもそこそこにパイロンの位置を変えて(パイロンって結構重いんですよね)コース変更をすることもあります。
私はチームマリの練習にもう24回も行っているので上級者グループに入っていて、今回の初心者グループの練習をレポートできませんが、私が初心者のときは、上に書いたような取り回しやバイクおこし、日常のバイク点検、乗車姿勢のチェックなどを行いました。
さて、午後の部で大事だった練習は、小道から小回りで大きな道路に出てくる場面を想定した、ハンドルを右または左にいっぱい切ってそろり、と出る練習です。
自分の後輪がどこにあるか、しっかり把握していないと、後輪をどこかに引っ掛けます。内輪差ですね。男性は身長もあり、足付きに不安がないのでこのような小技は「技」とも思わないでしょうが、足付きの悪い女性の場合、低速で動くこと、ましてハンドルをいっぱい切った状態で曲がることにはかなり不安があります。
インストラクターは、そのような練習のときはバイク後部を支えてくれるので、倒れる不安なしに練習ができます。インストラクターも女性。力もいります。一人一人のバイクを後ろからしっかり支えてくれて、本当に頭の下がる思いです。
暑い日だったので小技練習のあとはしっかり休憩(凍らせたゼリーとキュウリのお漬け物の差し入れがありました)、そしてまたコース練習。あとはがんがん走るだけです。
5. まとめ
午後の練習は4時終了。バイクを軽くウェスで清掃、レンタルバイクの人はガソリンを補給して車庫に片付け。
軽くミーティングをして、教室に戻り、珈琲とお菓子で身体を休め、アンケートを書いて解散となります。自車の参加者はお家に帰るまでが練習。ここでしっかり身体を休めないと、帰途で集中力がもちません。
丸一日の練習は、緩急取り混ぜた充実したものです。私がここに24回も来ているのは、毎回の練習が普段のライディングに役立っている、と確信しているからです。安全に乗れてこそ楽しみがあります。これからも練習を重ね、楽しく安全なバイクライフを続けたいと思います。
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