58歳中年ランナー マラソン自己ベストを狙うぞ宣言 練習を記録する ⑬静岡マラソンを完走 サブ5ならず!

2017年3月5日静岡マラソンを走りました。気持ちはいい記録を出したいけれど、現実はいつも「練習不足」でレースに臨むことが多い勤め人のマラソン。結果は5時間7分の自分史3位(8回完走のうち)の記録。今回の感想・学びをまとめます。

1.  静岡マラソン・当日のレース準備とレースの様子

第4回静岡マラソンは、これまでの3回、ずっと雨だったそうです。

今年は始めて快晴の本大会。富士山がよく見えそうです。

5時:起床。シャワー(筋肉を温めるため)、着替え。もちろん、忘れ物がないように前日に一式揃えておきます。

6時:朝食。お味噌汁と小ぶりのおにぎり3個。

7時:宿泊先のホテル三交イン静岡駅北口を出発。

7時20分:メイン会場の駿府城公園到着。ここで前日買っておいて大福餅を2個食べる。

普段はにんじんリンゴジュース以外口にしませんが、マラソンの日だけは別です。できるだけ炭水化物を摂っておきます。

7時40分:整列開始。寒いけれど我慢できないことはない。カイロをひとつポケットにいれ、ウィンドブレーカーを着ています。

8時20分:号砲! とはいえ、私の指定されたFブロックはかなり後方なのでスタートラインまで10分歩きました。

8時30分:本格的に走り始める!スタート!!!

練習不足は自覚していたのでとにかく「失速」を招かないように自重しながら走ることを心がけました。キロ7分のイーブンペースが目標。

静岡マラソンは、制限時間が5時間半(大会直前まで知らなかった!!)なので、キロ7分で走ってほぼ5時間。トイレ休憩が1回、あとはエイドでのロスもあるのでかなりギリギリな感じです。

私は普段の練習のときは普通に走って6分半です(遅いです)。

普通に走ると6分半で走ってしまい、後半の失速につながりかねないので最初の10キロは我慢我慢で6分40〜50秒ぐらいを維持するように走ります。

ランウォッチをこまめに見ながら、ペースを上げすぎないように走ります。

⬆️私の時計は娘にもらったSomaです。

最初の10キロは1時間4分。1キロあたり6分30秒。

12キロあたりはこんな感じ。まだまだ街中です。

18キロあたりの安倍川橋を渡るころから郊外を走る感じになってきます。

本マラソンでは、給水・給食もかなり充実していて、給水は16カ所。給食は6カ所あります。

今回、楽しみにしていた給食は、私がこどもの頃から大好物だった「安倍川餅」(16.9キロ、28.9キロ地点)、そして「石垣いちご」(28.9キロ、32.2キロ地点)です。

あんぱんは6カ所のうちの5カ所で提供されたので私は4カ所でもらいました(それぞれ8センチぐらいのミニあんぱんの半分に切ったもの)。バナナも5カ所で配られていましたが、前半2カ所では売り切れていました(というか、私の到着が遅い…)

ほかに(好き嫌いが多いので食べなかったですが)静岡おでんが1カ所(25キロ地点。並んでました)、そしてもつカレーが35キロ地点。

安倍川餅は、私が到着した頃には食べ尽くされていたらしく、見かけませんでした…(泣)

安倍川橋を渡り、振り返ると富士山が見えました!!これです!静岡に来たのはこれが目的です。富士山に見守られながら走る。ああ、気持ちいい!!

気持ちよく走りますが、15キロをすぎるあたりから少しずつ体力負け(筋肉疲労)が出てきます。

ハーフで2時間25分。このペースでいくとゴールは4時間50分。でも、同じペースでは行けるとは思えません。制限時間までは1キロあたり7分半でいけばなんとかなる、と計算しました。

関門は9カ所。ハーフを過ぎたあたりで第5関門があります。そしてそこを過ぎると道は一路海岸線になります。

コース高低図を見ると何カ所か私が苦手な上りがありましたが、それほど気にならず、全体的にフラットなコースだったと思います。

特にハーフを過ぎてからはフラットな海岸線。転機に寄っては海風がきつくてつらい、と聞いていて覚悟をしていましたが、2017年は風もなく海も穏やかで素晴らしい道でした。

通称いちごロードと呼ばれる清水バイパス。気持ちはいいのですが、この辺りからランウォッチは1キロあたり7分40秒〜50秒を記録するばかり。

本人は必死に走っているのですが、ストライドが狭くなってきているのでしょう。ペースは上がることなく…それでも歩かないのが私の決意。

ところで、ハーフすぎで携帯の充電が切れました。充電器にさしてあったのですが、接触が悪かったようです。(システムの改善が必要です)

だんだん疲れてきたので石垣いちごを楽しみに走りました。

そして28キロ地点でついにいちごと対面!ありがたくいただきました。iPhoneの充電が切れたのがつくづく残念です。

ハーフから30キロまでは1時間4分。30キロ地点の記録はスタートからほぼ3時間30分。

平均すると1キロ7分となっています。予定通りと言えば予定通りですが。残り10キロ。関門から逃げ切れるか???

そこから40キロ地点までは1時間20分かかりました。1キロ8分ペースです。

あんパン、苺、バナナなどを補給してきましたが、時々足が攣るようになってきました。

ここでランニングパンツのポケットに入れていた塩飴を補給します。よくぞポケットに入れておいたものだと思いました。

塩飴を合計4粒、最後の10キロは痙攣を「起こさないように、起こさないように」と祈りながらただひたすら前に、少しでも前に、という気持ちで走りました。

第9関門は41.6キロ地点。なんとか通過し、ゴールしたときは最初の号砲から5時間17分10秒。制限時間13分前のゴールでした。(ネットタイムは5時間7分)

記録的にはたいしたことないですが、学びがいくつかありました。

  • 水分補給:今回はかなりうまくいきました。前半、給水箇所で給水のために提供される水を受け取るということはしませんでしたが(前半はまだまだランナーが団子になっていて混んでいるので)、自分でポーチに入れていたアクエリアスを給水タイミングで飲みました。
  • アクエリアスを15キロ地点まで少しずつ補給したあとは、給水地点で給食と同時に水・スポーツドリンクのどちらかを補給。
  • 給食:これまではスポーツジェル以外あまり口にしなかったのですが(食べると胃腸に負担か?と思って)、今回は朝ご飯のあと、レース前にお餅を食べる、あんパンを食べるなど積極的に補給しました。これが完走の力になったと思います。
  • 塩飴:これは最後の10キロで威力を発揮しました。やはり持参すべきです。

2. 練習距離と記録の関係

私は2013年秋からマラソン練習を始めました。

マラソン大会前3か月の練習量と記録の関係を簡単に記載してみます。

大会 本番前3か月 走行距離 記録
1 東京マラソン 2013年11月〜2014年1月 576キロ 4時間38分40分
2 霞ヶ浦マラソン 2014年1月〜3月 450キロ  5時間12分39分
3 大阪マラソン 2014年7月〜9月 450キロ 5時間40分36秒
4 東京マラソン 2014年11月〜2015年1月 447キロ 5時間33分37秒
5 金沢マラソン 2015年8月〜10月 343キロ 5時間20分43秒
6 名古屋マラソン 2016年12月〜2月 190キロ 4時間56分39秒
7 富山マラソン 2016年8月〜10月 237キロ 5時間17分45秒
8 静岡マラソン 2016年12月〜2017年2月 277キロ 5時間7分32秒

やはり自己ベストを記録した東京マラソン前が圧倒的に豊富な練習量でした。

秋の大会は、夏の練習不足(熱くてつらい)があるのでなかなか記録は出ません。

3回目に出た大阪マラソンは、乳がんの放射線治療後で、とても暑い日で途中棄権が続出した大会でした。

4回目の東京マラソンは乳がんの抗がん剤治療の最中でやっとこさ出た大会。5回目の金沢マラソンは五十肩と口内炎の二重苦に苛まれながらの大会。

5回目の名古屋マラソンはなぜか調子がよく久しぶりの5時間切り。

今回は年明けから地元のランニングクラブに入り、マラソンのベテランたちの中で練習をしたおかげで少ない練習量でも歴代3位の記録が出たのかもしれません(いい記録とはいいがたいですが)。

何より、完走の自信は豊富な練習量から生まれてくると思います。次回、秋のマラソンでは4時間切り、その次には自己ベストが出るように効率的な練習をしていきたいと思います。

3. 静岡マラソンの魅力

静岡マラソンは、2017年(第4回)からコースがかわって折り返しが一カ所になったそうです。なので、その感想しか書けませんが、気づいた点を書いておきます。

いい点

  • コースが全体にフラットでとても走りやすい
  • 海風がない場合はかなり快適なランができる
  • 応援がすごく暖かい。地元愛も感じられ、静岡っていいところだなあと感じた
  • 残念ながら静岡おでんは食べなかったですが、エイドでおでんは面白い
  • イチゴは実が大きく美味しかった!!!
  • ゴール後にすぐに記録証がもらえて嬉しかった
  • タオルがふっくらしていて高級だった
  • 着替え場所が室内で寒くなくてよかった(テントでなく、建物の中は嬉しい)
  • ボランティアがきびきびしていた
  • 距離表示もわかりやすかった

マラソンフェスタの様子

↓マラソン参加記念品 (ラン靴下はすごく嬉しい!)

改善点

  • 安倍川餅が見当たらなかった(たぶん遅かったから)
  • バナナも見当たらない給食ステーションがあった(多分遅かったから)

プラス評価がとても多い大会でした!!

4. まとめ

タイトルにあるように、「58歳中年ランナー マラソン自己ベストを狙うぞ宣言 練習を記録する」は、還暦を目指しての宣言です。年明けから⑬話まできました。また道半ばです。

いつまで続くかわかりませんが1年1年小さな努力を積み重ね、60歳までに53歳の記録を塗り替えたい、そして70歳、そのあとは後期高齢者まで(毎年2レース走るとあと30レース以上あります)走り続けます。

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この記事を書いた人

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大野 清美

1958年大阪生まれ、大阪育ち。子どもの頃の夢だった「留学したい」を37歳で実現。3児を育てながら米国NY州コロンビア大学国際関係学大学院を卒業しました。帰国後は英語を使って仕事を続け、今後は「自分の人生を変えてきた」英語を教えたい!と修行中です。
趣味はマラソンとモーターバイクでのツーリング(愛車Honda VTR)です。
(2019年4月記)