自転車配達30キロの旅【2015.4.12】普通の自転車で世田谷から町田まで

自転車を運ぶ

三女が自立して東京郊外に引っ越した時に何故か置いて行った自転車。聞くと、使いたいので送ってほしいとの返事でした。

昨年、マラソン練習をしていた時には、彼女の家まで大体20キロぐらいと調べてわかっていたので、往路は自転車で行き、帰路は20キロを走って帰宅すればいいか、と気安く引き受けたまではよかったのですが…

なかなか実現しませんでした(やるとなったらほぼ1日費やすので、なかなかその時間がとれなかったのです)
昨日は、久しぶりの晴れ予報で、用事は夕方にあるという、絶好の自転車日和でした。

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娘可愛さに、朝から自転車を磨き、必要な場所に油を差していざ出発。

246号を自転車でひたすら

駒沢の交差点から国道246号をひたすら西へ…の旅に出ました。

交通量の多い国道を自転車で走るのはなかなか怖いものです。それでも、東京と神奈川を隔てる多摩川にかかる二子大橋までは順調に行けました。

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ところが、橋を渡り切ったところで、道が分かれており、地図を読むのが苦手な私はGooglemapで見てもよくわからないのです。

しばらく多摩川沿いを進んでみましたたが、どうやら逆方向に進んでいるようです。元の分かれ道まで引き返し、標識を見て溝の口方面に向かいました。

溝の口を過ぎると、また、小道に迷い込みました。

坂道をあちらに、こちらに、小さな道に入ると行き止まりばかり。とにかく、大きな道を目指して進みました。時々立ち止まり、Googlemapで現在地を確認。

しかし、溝の口辺りでは国道246号は高架になっていて、自転車は入れないのです。

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かくなる上は、田園都市線を辿りつつ行きたい…と思っても、鉄道沿いには道がありません。

どうしても線路から離れてしまうのです…それでもなんとか地図を頼りに「梶が谷」という地名を見つけ、娘の家がある鉄道沿線の駅名であることから、方向が間違っていないことを確信。

東名高速も遠くに見えることで安心し、やっと自信を持って国道246号、神奈川県では厚木街道と呼ばれる道を進みました。

気づかなかった地形と地名が教えてくれること

予想外だったのは、坂道が多いことです。

246はバイクで何度も走っていますが、坂道を意識したことはありませんでした。

しかし、地名が示すように、「梶が谷」は谷、「すずかけ台」は台地、まさに山あり谷ありなのです。
登り坂では、ひーこらいいながら、或いは自転車を降りて押しながら、なんとかかんとか進みました。

もう、何時に着くか、見当がつきません。それでも長津田をすぎ、やっとこさ待ち合わせ場所にたどり着きました。

娘には残り10キロ(Googlemap情報)地点であと30分と連絡しましたが、やはり登り坂で時間をとり、その10キロは45分かかりました。結局、出発から合計で3時間かかっていました。

今はふとももが筋肉痛です。しかし、しばらくランニングができていなかったので、幸いなことに、いい運動になりました。

今回の気づきは、「地名」の意味です。とにかく、谷とか、台とか、高さを示す地名にはそれぞれ意味があるということ。

台という地名では、必ず上りがあり、下りがあります。当たり前すぎて、今更こんなことを書くのも恥ずかしい話ではありますが、身体で実感したことで改めて納得。

それが最大の収穫でした。

もちろん、娘にも喜ばれました。

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この記事を書いた人

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大野 清美

1958年大阪生まれ、大阪育ち。子どもの頃の夢だった「留学したい」を37歳で実現。3児を育てながら米国NY州コロンビア大学国際関係学大学院を卒業しました。帰国後は英語を使って仕事を続け、今後は「自分の人生を変えてきた」英語を教えたい!と修行中です。
趣味はマラソンとモーターバイクでのツーリング(愛車Honda VTR)です。
(2019年4月記)