キレイになりたい!50代の歯列矯正治療(現在進行形⑩)矯正治療のデメリットの検討

2017年1月7日にブラケットをつけて始めた矯正治療。かなり効果がでてきて、ガタガタだった歯が見栄えよくなってきました。

でも、もともとの歯並びに「圧をかける」治療。それなりにデメリットもお伝えしておかないと、と思います。

ただし、私はお医者さんではないので、あくまで個人の体験から書いています。症状や治療結果については個人差があると思いますので現在治療中の方やこれから治療しよう、と思っている方は是非専門医にご相談くださいね。

1. 治療中の見栄えは?

笑うと銀色のブラケット(娘がアメリカで治療していた頃はブレースと言っていたように思います…)が目立つ、というのが矯正治療の欠点ですが、幸い私の矯正治療は下の歯並びなので大丈夫そうです。

なんと家族もまだ知らない(ふりをしているのかな?)!

しかし、経験者はすぐにわかるようです。最近まで矯正治療をしていた職場の方。久しぶりに会うなり「矯正していますね」と言われました。

私が使っている矯正器具は「審美ブラケット」。

ブラケットが透明や白色の目立たない色で、審美性が高い装置。セラミックス製やジルコニア製、プラスチック製のものがあります。

一番安いものは金属ブラケットで、歯の表側に接着する装置(ブラケット)が金属製のもの。メリットは、丈夫で費用も低額なこと。メタルブラケットともいいます。

以下の写真は参考です。ところで、思い出しましたが、長女が矯正をしているときは、むしろカラフルなブラケットをつかってその間を「楽しむ」という試みをしていました。

金属ワイヤーはどうしようもないですが、土台の色はカラフルにできるのです。

審美ブラケットと金属ブラケットとの値段の差は30,000円ほどです。

私に関して言えば、下の歯の矯正なのでそれほどの大きな「審美的デメリット」はないように思います。

最近の笑顔写真。下の歯はそれほど見えないでしょう?

2. 手入れの手間は?

矯正器具をつけている間は、もちろん、普段以上のお手入れが必要です。

私は、通常の歯磨き、デンタルフロス、うがい薬によるうがいに加え、最近は歯茎マッサージをかねて電動歯ブラシを追加しました。

通常の歯磨きは、歯と歯の間、歯と歯茎の間をキレイにすることを念頭において磨きます。

その後におこなうデンタルフロスで歯磨きではいかに食物残渣がとれていないか、を実感します。

私は、デンタルフロスを常用するようになるまで、何十年と、歯と歯の間に食べ物を残したまま眠りについていたようです。

その事実に気がついて驚愕と後悔の気持ちがわいてきます。

それが口内炎など、口の中の様々な不具合の原因だった、と今になって気づきました。歯の手入れをきちんとし、食物残渣などを取り除く生活にしたら口内炎がまったく発生しなくなったのです。

(抗がん剤治療中は、どうしようもありませんでした。歯の手入れ以前に粘膜が直接影響を受けるので)

歯ブラシだけではおそらく、食物残渣は取りきれません。

みなさまも歯ブラシに加えて、ほんの少しの時間でもいいのでデンタルフロスをしてみてください。絶対に、まずどれだけゴミがのこっていたか、驚愕の事実に驚くはずです。

矯正器具がついている、いないに関わらず、念入りな歯のお手入れを、特に中高年になった方にはオススメします。

(お酒に酔って歯磨きもしないで寝る、なんてもってのほかですよ!)

最近購入した電動歯ブラシ↓ 振動が、歯茎に刺激を与えます。

お手入れは、毎日のこと。時間はかかりますが、普段からやっていれば将来の入れ歯を回避できるのでこの「時間投資」は決して無駄にはならないと思っています。

3. 不自由なことは?

ご飯を食べる時、食べたものは、針金に盛大にからみつきます。それはそれはすごいことになります。

もう、食べているときから歯磨きをしたいぐらいです。

とりあえずはしっかり食べ、その後お茶やお水でしっかり流し、そして歯ブラシで歯磨き。

すぐに磨くので食べ物かすは簡単に取れます。

その他、口を開けて寝ているようなので(やはり矯正器具がちょっと邪魔なようです)、口の中が乾燥します。

そんなとき、口内スプレーで粘膜を守るのは効果があります。

この「バトラージェルスプレー」は、口内粘膜をジェルで守るので、痛みを緩和できます。オススメです。

また、針金が口内粘膜に引っかかる人も中にはいるようです。そんなときのために、「セメント」を頂いています。

注射器のようになっていて、左の白い部分はふた。ふたをはずし、右側の白い部分を押すと、2本のチューブの中に入っているセメントが2種類でてきて、それをチューインガムのように混ぜ合わせ、適当な固さにして針金が粘膜に直接当たらないように保護できる、というものです。

1度、尖った針金が粘膜にひっかかるようになって痛みを伴ったので針金をセメントでくるみ、あたりを柔らかくしました。

痛みは和らぎました。このセメント(チューインガムのようなもの)は、とりたいときにはすぐに取れます。

4. 痛み

人によりますし、どの程度の力で矯正していくかは、おそらく矯正歯科医の力量かと思います。

「痛くなることがあります」と、先生はいつもおっしゃいますが、私は痛みを感じたことはありません。

でも、他の方の記事を読んだり、娘の体験を聞くと、一か月ごとにワイヤーを締めた日から数日は痛いそうです。

個人差がありますね。

5. 治療中の費用は?

1月に払った449,280円 (基本料・装置料・調整料および消費税33,280円) 以降は定期検診ごとに5,400円。私の場合は一般歯科にも診てもらっているのでそちらでは保険診療でその時々によって金額は違います。

確かに大きな金額です。2年かけて総額で消費税込みで573,480円。

もちろん安い買い物ではありません。

でも、以下のような記事を見つけました。

シニア世代が失って最もショックだったのは「歯」…その理由に考えさせられる /「化粧にいろいろ手をかけるより、歯に気を使えばよかった」

入れ歯になってしまえば、それなりにお金がかかります。不自由です。

歯並びが悪いと手入れがしにくく、最終的に歯が抜ける可能性が高いのです。

私も、前の記事「歯根嚢胞・歯周病と矯正治療の関係」で触れたように前歯の一本はいまでもかなり危ない状態。

でも、とにかく一日でも長くもたせるよう手入れに励んでいます。

6. たった3か月でもこんなに違う!

上の写真が昨年10月のもの。そして下の写真が1月に矯正器具をつけて3か月後の4月上旬の写真です。

歯の手入れは、ブラケットをつけている今は大変ですが、元の歯並びでいるよりは絶対手入れしやすくなるはずです。

後方に倒れていた歯が、前の方に立ってきて、歯ブラシが届くようになってきました。

 7. まとめ

以上、矯正治療のデメリットを検討しました。正直大変です。だからやらない人が多い。

だけど、やったらやっただけの効果はあります。

たとえ私のような年齢になってからでも、です。

歯並びを気にしている方がいらっしゃったら今がチャンスかもしれません。

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この記事を書いた人

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大野 清美

1958年大阪生まれ、大阪育ち。子どもの頃の夢だった「留学したい」を37歳で実現。3児を育てながら米国NY州コロンビア大学国際関係学大学院を卒業しました。帰国後は英語を使って仕事を続け、今後は「自分の人生を変えてきた」英語を教えたい!と修行中です。
趣味はマラソンとモーターバイクでのツーリング(愛車Honda VTR)です。
(2019年4月記)