主婦をやめて一人暮らしを始めました(1) 「勉強部屋がなくなった!」編

2017年6月3日突然不動産屋さんに飛び込み、7月1日にはアパートの鍵をもらって入居。

家族とともに住む家が都内にあり、夫と喧嘩したわけではありません。

この電撃一人暮らしについて、決めた理由、経緯、家族や友人たちの反応、家作りのこだわりなどについていくつかの稿に分けて書いていきます。

その1は私の「勉強部屋と勉強時間(1人時間)」の話。

1. 副都心線が東横線とつながってしまった!

2017年4月以降、通勤電車に乗る度にダメだ、ダメだ…ムリムリ…と、心の中で繰り返す自分がいました。

通勤電車の混雑がだんだん我慢ならなくなってきたのです。

自宅近くの駅から渋谷に向かう田園都市線は激混みではありますが、乗車時間は8分だけなのでギリギリ我慢できます。

でも、渋谷から職場がある和光市駅まで約30分は乗ることになる副都心線、こちらが混んでいるのがつらい。

東京メトロ副都心線

私の生活において、2008年に開業、渋谷-和光市間を走っていた副都心線が2012年に東横線とつながった影響甚大でした。

それまで始発駅だった渋谷が途中駅になり、また、その利便性からどんどん利用者が増えて、

座って和光市まで行くことはできなくなったのです。

副都心線が渋谷〜和光市間の運行を開始した頃は始発駅の渋谷で好みの車両に乗り込み、

ほぼ40分、毎日集中して勉強ができました。

社会人になってからの私の勉強は、通勤電車なしには考えられません

特に現在の職場に転職してからは遠距離通勤。都心に向かうのとは逆方向だったので、電車も空いていて、静かな環境でまとまった時間が取れました。

やっていた頃はたいていの場合資格試験勉強で、TOEIC満点、ファイナンシャルプランナーの資格はまさに電車勉強で取れたようなものです。

電車のなかでも余裕で計算機を使って問題練習ができました。

しかし、東横線とつながってからは一変。渋谷で席を探すのは難しい状況に。

特にこの4月からは学生利用客がぐんと増えたようで少なくとも池袋までは座れなくなりました。

座らなくてもできる勉強、英語のリスニングとか、TOEICアプリとか、もちろんいろいろ工夫のしようはありますが、混んでいることそのものが自分にとってストレスとなってきました。

過去にいい経験があっただけに、環境の変化への適応がむずかしくなっていました。

2. 私の朝の過ごし方と家族との時間

2017年3月までの私の生活は、

  • 5時起床
  • 5時から5時40分までしょうが紅茶、にんじんリンゴジュース作り。ジューサーの片付け
  • 5時起床の三女が5時40分に出勤(マラソン大会前は週2回のランニング)
  • 5時40分から6時半までブログ
  • 身支度をして7時出勤

5時40分から6時半までの50分は1人で物書きができる貴重な時間。

ところが、4月になって三女が異動。6時起床、6時40分に出勤するようになり、私が「1人っきり」でいられる時間が5時半から6時のわずか30分となってしまいました。

あるいは少し寝坊すると「出勤前のひととき」がほとんどなくなってしまったのです。

3. ”優しさ”の同伴出勤と睡眠負債

同伴出勤?

夫は優しい人で、朝の出勤時間をどうやらコミュニケーションタイムと心得ているのか、ほぼ毎日、池袋まで一緒に出勤します。

私はそのまま副都心線に乗って和光市へ。夫は池袋から別の路線に。

いろいろ話すことはあるし、夫は毎日10時半から11時頃に帰宅するため、夜に会話する時間は全くないので同伴出勤はありがたいのですが…

私としては、毎日出勤時間に一緒にいてくれるよりも、ウィークデーに1日でいいから早めに帰宅して私が起きている間に話せる時間を作って(彼は自分の裁量で時間は比較的自由にできる)ほしい。

毎日「ついで」にコミュニケーションするよりは、「きちんと時間を作って」くれたほうが私は嬉しいのです。

お互いの生活時間の違い、であり、家族とすごす時間への考え方の違い(夫は仕事一筋)であり、今さらどうにもなりません。

言ってみたこともあるかとは思うのですが…結局変わらなかった。

で、結局朝の出勤時間、私が1人静かに過ごせるのは池袋から和光市までのわずか20分ほどです。

20分ではまとまったことができません。できるのは隙間時間勉強です。あるいはモブログ。それもあり、なのですが。

睡眠負債がたまる…

夫の帰りは毎日私の寝入りばな。大抵、私が寝ようと思う時間に帰宅します。

最近読んだ、夫の同級生の西野博士の著作によると、寝入りばなの90分が「睡眠の質」をあげるための鍵です。

それをほぼ毎日邪魔される状態が続いています。

朝5時起きの私にはつらい。

夫が帰宅する前に割り切って寝る、という努力をすればいいのですが、「いつ帰るかわからない」のでつい起きているのですね(自分が悪い)。

夫のほうからすると、私は「家に帰ったらいつも寝ている」状態らしいけれど…いや、5時に起きていたら10時半や11時はもう意識としては深夜でしょう…目は開いていても「使い物にならない」=「寝ている」ですね。

寝入りばなを邪魔されることに対して文句を言うと、「僕がもっと遅く帰ればいいの?」と反論するのですが…

そうすると彼の健康が気になるのでそれ以上何も言えません。

こうして私の寝不足がどんどん溜まっていきます…この睡眠負債、が一番健康に悪いのですね。

4. 焦りが募る…

私は今59歳で、おそらくあと2年弱で「フルタイム」から「短時間勤務」になります。

あと、たった2年弱なので、頑張って通う、という選択肢もあったかもしれません。

でも、1人落ち着いて勉強ができる空間と時間がどこにもなくなって、自分がやりたいことができない不自由さがどんどん募ってきました。

通勤時間に勉強ができないなら、本当にそれは「移動時間」でしかありません。

毎日片道1時間半が「無駄にすぎていく」(あ、夫とのコミュニケーションタイムは無駄ではありませんよ!)

自分が落ち着いて一人でいられる時間、場所がどこにもない…そういう焦燥感が募りました

毎日5時起きで朝早いのと、朝の通勤、勤務の疲れ、家事、かつ寝入りばなに起こされる…いろいろあって電車では「勉強したい」思いに反して寝落ちすることが多くなってきました。

もちろん、電車で寝ることで睡眠時間を稼ぐというメリットはあるようですが、実は睡眠時間の不足を補うような深い眠りではないのだそうです。

この「人生を無駄にしている」通勤時間をなんとかしなければならない!

これが、職場近くで「一人暮らし」を考えるようになった第一の理由(わけ)でした…

理由その2「気になる気になる」に続きます(アップしたらリンクします)

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この記事を書いた人

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大野 清美

1958年大阪生まれ、大阪育ち。子どもの頃の夢だった「留学したい」を37歳で実現。3児を育てながら米国NY州コロンビア大学国際関係学大学院を卒業しました。帰国後は英語を使って仕事を続け、今後は「自分の人生を変えてきた」英語を教えたい!と修行中です。
趣味はマラソンとモーターバイクでのツーリング(愛車Honda VTR)です。
(2019年4月記)