槍ヶ岳登山記録(2)3180メートルからの絶景を楽しんだ!

長く、写真が多いので、4部作です。(1)1〜3はこちら。(2) 4〜5は本稿。感激の登頂!まで。(3)に6. 下山、そして(4) 7. 山荘情報〜 8. 槍ヶ岳の花々

  1. 6年越しの槍ヶ岳
  2. 準備
  3. 一日目の行程
  4. 二日目の行程〜槍ヶ岳山荘まで
  5. 三日目 登頂!
  6. 下山
  7. 山荘情報
  8. 槍ヶ岳の花々

4. 二日目の行程〜登頂まで

04時15分 起床 日焼け止めを塗ったり、布団をたたんだり。

山の朝はなかなか忙しいものです。洗面所とトイレ

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05時00分 朝食。パワーブレックファーストですね。

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05時50分 出発します。さあ、いくぞ!

06時55分 一の俣 一時間歩いたので10分休憩。ここまではまだまだきつい上りではありません。

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07時40分 槍沢ロッジ。この山荘もお風呂があり、

実は元気な人ならば上高地に到着したらこのあたりまでは一気に登るようです。

私たちはそこまでの元気はありませんでした。

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実は、熊出現情報もあったので、ここで熊よけ鈴を鳴らしながら登るようにします。

トイレも借りました。100円。

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08時00分 槍沢ロッジ発

08時40分 馬場平通過。

09時05分 水俣乗越。前回は、ここで「撤退」の決意をし、来た道を戻りました。今回は進みます。

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09時40分。朝は晴れていたのに、もう雨が降ってきました。

明日の天候も心配ですが、とにかく今は合羽を着て身体を濡らさないこと。

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合羽を着て進みます。sIMG_8020

10時25分 天狗原分岐

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パンとジュースで昼食をとります。

朝食が5時だったのですでに5時間はたっていますね。

10時40分出発➡️11時35分 グリーン平へ

11時45分 播隆窟 で 20分休憩

槍ヶ岳初登攀、開山を成し遂げた念仏行者播隆が
その都度利用したという岩屋。
人が1人入れるぐらいの空間がありました。
下山時に中に入って写真を撮りました。

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12時05分、再度出発。だんだんきつくなってきています。

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12時半 殺生分岐に。かなり高度を稼ぎました。槍ヶ岳まであと1キロです。

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こうなってくると、カウントダウンが苦しい…

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青息吐息

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だいぶ苦しそう…

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後少し。

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もう少し。

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「110肩」、というのは、あと110メートルで槍の肩小屋という意味です。

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もう少しです!

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13時20分 山荘到着!!

6時出発として、7時間半。横尾山荘が標高1600メートル。

ここは3000メートル。槍ヶ岳頂上はあと200メートルほどあります。

残念ながら、雨で何も見えませんが。

1400メートル登るのに7時間半かかりました。

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山荘受付。一泊二食で9500円。風呂なし。

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寝場所は、「山鳩B」という部屋の上段の隅の2人分の場所。

ここでは1人のスペースは半畳になります。敷き布団は2人に一枚。
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雨が激しくなり、ずぶ濡れの登山者が次々と入ってきます。

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夕食はがっつりハンバーグ。

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19時00分 就寝。山では、どんなに早くても寝られます。明日の晴れをねがって。

5. 三日目 登頂!

2016年8月21日(日曜日)6年越しの槍ヶ岳。

今日こそ登頂を目指します。朝3時ごろから人がごそごそ動き出す気配がします。

04時00分 起床です。天気は快晴。

小屋に戻ってくるので荷物はほとんどありません。

夜明け前なので懐中電灯を持ちます。

04時50分 登頂開始。一筋に連なる光は、登頂を目指す人々の灯りです。

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渋滞、と言うべき並び方です。

少しずつ前に進みます。足場は狭く、人が1人しか通れません。

美しい夜明け。これが山に登った醍醐味。

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7メートルの鉄梯子、短い4段梯子、6つのボルト、5メートルの鎖、5メートルの鉄梯子、最後に9メートルの鉄梯子を順番に登ります。

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06時00分過ぎ。登頂

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山頂も快晴。

穂高連峰の上に雲海。絶景。

3180メートルの山頂から南に富士山、東に穂高連峰、

その向こうに噴煙を上げる御嶽山、南に常念岳がみえました。

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山頂に人が多すぎてあまり写真は撮れません。定員は15名ですが、20人以上いました。

山頂の祠で記念撮影の順番待ちをしている間に下の雲にブロッケン現象。

ブロッケン現象(ブロッケンげんしょう、Brocken spectre)とは、
太陽などの光が背後からさしこみ、
影の側にある雲粒や霧粒によって光が散乱され、
見る人の影の周りに、と似た光の輪となって現れる大気光学現象光輪グローリー英語:glory)、ブロッケンの妖怪
(または怪物、お化け)などともいう。  
Wikipediaより

あまり見られない現象なのですごいすごい!!

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手を動かすと、虹の中心にいる自分の影も手を動かします。感激しました!!

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写真は今イチですが、感激の登頂を果たしました。

登山 2016年8月19日〜22日

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この記事を書いた人

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大野 清美

1958年大阪生まれ、大阪育ち。子どもの頃の夢だった「留学したい」を37歳で実現。3児を育てながら米国NY州コロンビア大学国際関係学大学院を卒業しました。帰国後は英語を使って仕事を続け、今後は「自分の人生を変えてきた」英語を教えたい!と修行中です。
趣味はマラソンとモーターバイクでのツーリング(愛車Honda VTR)です。
(2019年4月記)