こどもの頃から歯並びが悪く、長ーいながーい間劣等感の元となっていた乱杭の歯。
「きれいになりたい!」という目標達成の障害の第一になっているのがこの歯並び。
2016年1月、24年通った「歯周病」を得意とする歯科医を「矯正歯科」に変更。
その間の様子を記録していきます。
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経過をお伝えしていきます。
1. 矯正をするはずが、虫歯治療から始まった
歯科を替え、初診患者として矯正歯科に通い始めたのが2016年2月27日。
レントゲン、写真撮影など、精密な検査を実施し、
その後、3月19日に「矯正の可能性」について説明を受け、
「難しいけどやってみましょう」ということになりました。
しかし、まず一般歯科で歯周病と虫歯を治しましょうと言われ、
3月から現在(10月)まで月2回ぐらいずつ、
一般歯科治療を行いました。
遠い道のりです…
治療の中心は、まず虫歯、そして次に歯のクリーニング、歯石除去…そして何より
定期的に観察することで私自身の歯の手入れを促すことでした。
この8か月で行った治療内容は以下の通りです。
- 超音波ブラシで歯を洗浄。とにかく洗浄。
- 茶渋をとるなど、電動ブラシで磨く。
- 大臼歯の虫歯治療。神経の中をきれいにする根管治療をしました。
- 石膏をとって噛み合わせをみると、奥歯しか合っておらず、実は前歯では咀嚼をしていないことが判明。身体にも負担が大きく、免疫力が低下、その結果歯周病も進む、とのこと。今後矯正をしながら噛み合わせをよくしていく。
- 前歯は6本が継ぎ歯でした。前の歯医者で「仮歯」のまま、何十年と使っていて古くなり、着色していました。とりあえず新しい仮歯に交換(この作業は3時間かかる大手術。W医師も私もぐったり…)しました。
上下の写真の上前歯の色の違いわかりますか?
噛み合わせも悪そうです…
- 診察のたびに歯茎のポケットの深さを計測。血が出たところを重点的に掃除(スケーリング)。また、歯茎がブヨブヨしているところは麻酔をして歯茎をめくり、歯垢をとりました。
この間自分で努力したことは、
- デンタルフロスの使用を勧められ、歯磨きをした後はフロスで仕上げをするようになりました。実は、フロスは前の歯科では「刺激が強すぎる」ということで禁止されていました。先生に勧められたことで積極的にフロスをするようになりました。
- フロスをすることで、口の中の環境が劇的によくなったらしく、口内炎もおこさなくなり、歯茎の状態もかなり改善されました。フロスの口内清浄効果を実感しました。
2. 口腔外科
2014年秋から2015年春にかけておこなった抗がん剤治療でツラかった副作用は、1に脱毛、次に口内炎でした。
前の歯科では、軟膏をくれただけで積極的な治療を行ってくれませんでした。
昨年10月ごろから今年の2月頃まで半年近く続いた口内炎。
抗がん剤の後遺症?と思うほどに長く続いたため、きちんと治したいと思っていました。
歯科を替えた途端、紹介状を書いて口腔外科につないでくれました。
その口腔外科、実は自分が通っていた乳腺外科の5メートル隣にある診察室でした。
長い時間かかってやっと辿り着いたと思ったら、ごく近くにあったとは。
思い切って自分から環境を変えることで思わぬ好転を見ることがあります。
4月に初診。口内炎の正体は実は扁平苔癬か?という話になりました。
自分では、アフタ性口内炎とばかり思っていました。
扁平苔癬:扁平苔癬は、粘膜が角化し、炎症を起こす慢性の粘膜疾患 ...扁平苔癬は、まれにがん化することがあります。 ...口唇に、レース状の白斑ができ、周囲の粘膜に 赤みをともないます。びらんや潰瘍ができることもあり、 触れると痛んだり、食べ物がしみたりします。 原因は、歯科用の金属によるアレルギー、ストレス、 代謝障害、遺伝的なものが関わっていると考えられる。 アフタ性口内炎:口の中を噛んだ時や、体調不良の時に現れる白い口内炎を 「アフタ性口内炎」と呼びます。「アフタ」とは、口腔粘膜にできる5~6mm以下の潰瘍のこと。 主原因は「細菌による炎症」 (以上、ヘルスケア大学より抜粋)
実は、扁平苔癬も、アフタ性口内炎も症状こそ違え、要はストレス、疲労などが関わっています。
上記のように歯磨きに精をだし、デンタルフロスをし、アズレンのうがい薬を使ってうがいをし、
口腔内を清潔にし、また、乾燥を防ぐことであっという間に改善しました。
アズレン:スルホン酸ナトリウムとは? のどや口内の腫れをやわらげるうがい薬。 おだやかな作用の抗炎症薬です。 のどや口内の腫れや痛みをやわらげる効果があります。 強力な作用がない反面、副作用の心配はありません。 (お薬110番より抜粋)
医師に勧められたのは「口腔内が乾燥しないよう、いつもジェルで粘膜を守ってあげてください」
ということ。
以下のような商品を紹介してくださいました。
痛い時、スプレーをシュッと患部にあて、ジェルで膜をつくって粘膜を守るととても楽になりました。
とりあえず細胞検査をし、がんなどの恐れがないことを確認、3度ほどの経過観察の後、9月には「卒業」できました。
とにかく口内を乾燥させず、清潔にすることで「口内炎」はすっかりよくなりました。
でも、もっと早く口腔外科に紹介してくださっていたらこんなに長く苦しむことはなかったのになあ。
3. 八か月の変化
まだ矯正治療は始まりませんが、古く着色していた前歯を白い仮歯に入れ替えてくださっただけで笑顔が増えました。
デンタルフロスをすることで口内の清潔度が高まり、歯茎の状態も口内炎もよくなってきました。
また、笑うと「銀歯」が見えていたのがとっても嫌だったのですが、
それも医師に伝えると、すこしずつ「白い歯」に替えていってくださる!というのです。
4. 矯正目前に!
このように日々何らかの改善を目指してきた結果、もうすぐ矯正治療に入ることができるようです。
医師は、歯周病のコントロールをしながら、矯正治療をしていくことは可能と言ってくれました。
もちろん、一般治療を継続しながらです。
3月に「難しいけれど…」と言われてからもう半年経ってしまいましたが、おそらく年内に矯正治療に入れそうです。
さあ、長い計画の始まりの始まり、やっとスタートラインに立ちました。
いつも口を閉じて笑っていた↓
でも、少し口を開けて笑えるようになってきた…
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デンタルフロスは、まあ何でもいいのですが、こんなのはどうでしょう?
あなたもキレイになりましょう!!