あこがれの明眸皓歯(めいぼうこうし)。
ぱっちり二重まぶたでもない、歯並びも悪い、コンプレックス満載の自分が50歳代も後半になって真剣に「キレイになりたい」と思いました。
私にとって明眸皓歯への関門はいくつもありますが、そのひとつが歯の矯正治療です。それ以外にも「ホワイトニング」とか、何より健康的な歯茎、という関門があります。
1. 歯は「キレイ」と「若さ」のもと!
一番のコンプレックスの原因であった「歯」に関連して新しく出た本を読みました。
豊山とえ子・著 近藤隆一・監修「歯は磨かないでください」
本書の中には、私が長年考えてきたことと同じ考えがたくさんあり、共感する部分がとても多かったです。
まず、「はじめに」より
歯が白く、歯肉のキレイな人は、確実に人気者になります。それは清潔感があり、若々しく、できる人に見えるからです。…実は私たちは歯はもちろんのこと、歯肉を見て相手の年齢を無意識に感じているのです。
確かに、はじめて誰かにお会いしたときに、歯が欠けていたり着色していたりすると、「どこか悪いのかしら」と思ってしまいます。また、見た目もかなり老けて見えます。
なので、自分でも気にし(他人からはどう見られていたかわかりませんが)、定期的に歯科に行っていましたが…それがうまく行っていませんでした。
私の歯の「主治医」は、主に「歯周病」を専門にする先生。20代で発症した歯根膿胞のために探した先生です。歯周病を専門にする先生なので見た目は気にされませんでした。
↓こちらにその記事を書きました。
キレイになりたい!50代の歯列矯正治療(現在進行形⑧)歯周病・歯根嚢胞との関係
30代で入れた仮の前歯はずっと仮歯のまま(本格的に入れ替えるとなると多分治療代もかかるし、時間がかかるため)でステインがついておせじにもキレイと言えない。
↓すっかりステインがついて、変色した仮歯。新しい歯医者さんでとってもらいました。
虫歯は銀を使って笑うとその歯が見える。
下の歯は前歯が乱杭で前から見て凹んだ歯にはどうやっても歯ブラシの毛があたらず、ステインが付いてひときわ汚い…
市販のホワイトニング剤を使ってみましたが、残念ながら、こびりついたステインはまったく取れませんでした。
こういうものは、まずは歯医者さんできちんとホワイトニングをしてから使ったほうが効果的ですね。
だから写真を撮るときも「笑顔」は作りますが決して口を開けては撮られないようにしていました。
そして、その状態に満足がいかず、コンプレックスも極まって30年近く通った歯医者さんから矯正歯科に勝手に「転院」してしまったのです。
今、銀歯もすこしずつ白い素材に替え、着色した仮歯は矯正治療の間もたせるだけの、それでも前の歯よりは白い仮歯に替え、そして何より乱杭の下の歯は現在、矯正中です。下の写真が矯正前
本書に書かれているような若々しくキレイな歯を実現するためです。
2. 歯は磨かないでください、とは?
本書のタイトルは、私がこれまで歯医者さんに教わってきたことと真逆のものでした。
今までの指導は「一生懸命ブラッシングをしなさい!長時間ブラッシングをしなさい」というものでした。
でも、本書が指摘するように「歯だけを磨いている人はプラークが歯と歯肉の間にびっしりつまっています。」状態に陥っていました。
とはいえ、前の歯科医の先生の指導も、歯磨きというより、実は「歯茎みがき」というもので、ブラシで歯茎の血行を促進する、歯ブラシの歯への当て方を工夫して「歯と歯の間、歯茎の奥に潜む歯周病菌=嫌気性菌に空気を送り込んで口内の清潔を保つ=プラークコントロール」という点では「歯磨き」とは違っていました。
本書でも、プラークコントロールに重点が置かれていることは同じです。
以前の歯科医の指導では、「歯磨き粉は使わない」「デンタルフロスは歯肉を傷める可能性があるから使わない」でした。
でも、それでは歯にはステインがこびりつき、歯間の食物残渣は取れないのです。長時間、上手に歯磨きをすればなんとかなるかもしれませんが、毎日そこまでできません。
そしてまた、きちんとした歯磨き指導が継続して行われないとつい歯磨きも手抜きになってしまうのです。それが2015年までの状態でした。
3. まとめ
この本には、私の悩みに答えるように「殺菌効果のある歯磨き粉」、「ホワイトニング効果のある歯磨き粉」「ホワイトニング」の技術が進歩して「歯を傷めない」でできるようになっていること、「デンタルフロスの効果や上手な使い方」が紹介されています。(ライオン製品ばかりが紹介されているのは少し気になりますが)
殺菌効果があるという歯磨き粉
また、いままで避けていた「電動歯ブラシ」についてもその効用が記されていて、私でも自宅でかなり上質な「プラークコントロール」ができる、と思えるようになってきました。
そして、自宅のお風呂でもできる歯肉のケアも紹介されています。歯肉を、口の奥から前歯に向かって上下4カ所×歯の表と裏からの2カ所、指の腹でクルクルとマッサージするのです。
「人差し指のはらでのマッサージが一番簡単で安全です。」
お風呂に入っているときが、まわりを汚さないし、指が汚れても気にならないので、おすすめです。
こうやって歯茎マッサージをし、プラークコントロールに励み、そして矯正がおちついたらホワイトニングをし… 少しはキレイになれるかもしれない。夢は膨らみます。
正直、フロスとか、歯磨きも面倒くさいときや眠い時、どうしてもバタンと寝てしまいたい時もあります。
歯周病の治療においても長時間の丁寧な歯磨きはなかなかできませんでした。その結果が上の写真のような状態ですが…
でも、今回は以前のように歯ブラシ1本ですべてきれいにする、というわけではなく、電動歯ブラシやデンタルフロス、歯磨き粉を始め、様々な道具や資源を駆使するのでプラークコントロールも進歩していると思います。
しかもコツをつかめば、以前ほどには「長時間歯磨き」をしなくても十分コントロールできそうなのです!
著者はこういっています。
口もとが美しくなると、少しずつ運もよくなっていきます。人生が変わります。それは、科学的にも証明できることなのです。
歯をみせることがコンプレックスでなくなるので、自然とよく笑うようになり、相手の印象が変わるので、相手とのコミュニケーションもうまくいくというわけです。
自信を持って笑顔で周りの方に接することができるように、日々の地道な手入れに励んでいこうと思います。
この本は私のように
- 歯の手入れの仕方がわからない人(しっかり読んでくださいね!)
- 歯をきれいにしてもてたい人(歯がきれいになるとモテます!)
- 若々しく見られたい人(歯のお手入れで若々しくなります!)
- ホワイトニングはしたいけれど歯に傷がつくのではないか心配な人(最新技術が紹介されています!)
- 歯周病や歯にまつわる病気に悩む人(まずは歯医者さんに行ってくださいね!)
におススメです。
また、本書で勧められていた電動歯ブラシはこちら↓
本書おススメの殺菌できる歯磨き粉 ライオンシステマデンタルペーストα↓