この記事は現在進行形で書いています。
美しくない写真がありますので閲覧にはご注意くださいね。
矯正治療は最低1年かかるとか…
私の場合は全部で2年ぐらいと言われています。
現在58歳。還暦のころにはキレイな歯並びになっているでしょうか…
1. 矯正治療までの経緯・ダイジェスト
1年前に「長年のコンプレックス」を解消し、美しい歯ならびにしたい!!と思い立ちました。
それまで通っていた「歯周病」治療が得意な歯医者さんを(一方的に)「矯正治療」を扱う歯医者さんに替えました。
この歯並びが気になっていた…そして上の前歯も仮歯のままもう30年…
着色して見栄えが悪い
慢性病となっている口内炎(実は扁平苔癬だった)や、
扁平苔癬(へんぺいたいせん) 粘膜が角化し、炎症を起こす慢性の粘膜疾患口腔内の両方の 頬粘膜(きょうねんまく)に見られることが多く、舌、口唇に、 レース状の白斑ができ、周囲の粘膜に赤みをともないます。 びらんや潰瘍ができることもあり、触れると痛んだり、 食べ物がしみたりします。口腔扁平苔癬の原因は、 正確なところははっきりとわかっていません
歯周病、虫歯(いつの間に!)治療を医院のなかで一般歯科を担当するW医師に進めてもらいながら治療に入れるよう、体調管理、歯磨き(デンタルフロス)などの手入れに励み、1年たって、やっと矯正治療に入ることができました。
昨年1年間は、
- 最初の診断のときの歯科医のつぶやき「食物残渣が多いね…」を解消するため、とにかく歯ブラシ+デンタルフロスで歯間をきれいにする(前の歯医者さんではフロスは弱った歯茎を刺激しすぎる、とのことで禁止されていました…)
- 口内炎については、口腔外科に紹介状を書いてもらい、そちらで治療する➡️アズレンのうがいと口内を乾燥させないスプレー、デンタルフロスでとにかく口内を清潔にすることで改善
- 虫歯治療(歯ブラシしていても、歯と歯の間にできていた)
- 古くなっていた「継ぎ歯」を交換(見栄えが悪いのとズレがでてきたため)
など、定期的に手入れをしてもらいました。おかげで「歯周病をしっかり管理しながら、歯列矯正ができる状態になった」(歯並びはかわっていないけれど、歯医者さんで磨いてもらうのでキレイになってきた)
と判断していただき、年明け2017年1月7日、矯正装置の装着に行ってきました!!
2. 診察とブラケットのとりつけ
さて、ブラケット(矯正器具)には一般的に以下のような種類があります。
1)表側(頬側)…歯の表面にブラケットをつける方法 <メリット > ・歯が動きやすい。 ・ブラケット周りの汚れが目に見えるので歯磨きを積極的に行える。 ・歯科医にとって、調整が楽。 <デメリット> ・目立つ。 ・歯がさらにもりあがってしまうので、口を閉じにくい。 ・唇や頬の裏などに装置が当るので口内炎になりやすい。 2)裏側(舌側)…歯の裏側(舌側)に付ける方法 リンガルともいう。メタルブラケットを使用する。 <メリット > ・まず外からは見えない。目立たない。 ・歯磨きはしづらいものの、唾液の自浄作用の恩恵に預かれるため、 比較的虫歯になりづらい。 ・歯の状態によっては、表側よりも効果的に動かすことができる。 <デメリット> ・慣れるまで、発音が難しくなる(喋りづらい)。 ・舌に装置が当たり、慣れるまで非常に痛く、表側より辛い。 ・一般的に、表側よりも治療器間が長く、費用も高い。
装置には大別して以下のような物があります。 1)メタルブラケット・・・ブラケットが金属製のもの <メリット > ・金属(銀色)のため色的には目立つが、ブラケット自体の大きさは 小さいため口腔内や唇への違和感(痛み)は一番少ない。 ・歯が動きやすい。 ・歯への接着が容易なので、どのような歯でも付けやすい。 ・たいてい、料金も一番安く設定されていることが多い。 <デメリット> ・色が金属色のため、目立つ。 2)セラミックブラケット・・・ブラケットがセラミックのもの 見た目に目立つ前歯のみにセラミック製を用いることが多い。 プラスチックの透明or乳白色のブラケットもあるが、 強度の高いセラミック製の乳白色ブラケットが主流。 アーチワイヤーは金属を使うことが多いが、白いワイヤーを用いると更に目立たなくなる。 <メリット > メタルと違い、白色または半透明に近いため、目立たない。遠目には殆ど分からない。 <デメリット> メタルブラケットよりも大きく、高さもあるため口腔内(特に唇)への違和感(ぶつかる、すれる)が大きい。 メタルに比べて、歯の動きが遅いことがある。料金はメタルブラケットよりも高く設定されていることが多い。 参考:矯正歯科ネットより
私が選んだのは、歯の表面にブラケットをつける方法で、ブラケットはセラミックです(審美ブラケット、というらしいです)。
さて、実際の装着ですが、歯医者さんで口をあけているときは、ほとんど目を閉じているため(本当は見たいけど)、実は何が起こっているのか、会話と耳でしか確認できません。
とりあえずわかっている本日の治療内容は…
- 「コーヒーよく飲みますか?」と聞かれ…まず、茶しぶを除去。とくに乱杭になっているところは歯ブラシが届かないので茶色く着色していた。
- 歯の型取り。口を開いて金属のプレートを入れ、そこに粘土を盛りつけて歯にくっつけ、歯形をとる(これは、後日、進行具合を見るのに使うのではないかと想像)。
- ワイヤー(細い針金)をまきつけるための土台となるセラミックのプレートを接着剤を使って歯につける。私の場合は下の前歯から第1、第2小臼歯までの左右合わせて10本分。
- ワイヤーをプラスチックのプレートに巻き付ける(実はこの部分がキモだと思うのですが…見られない…)時々針金を引っ張る「しゅっ」という音が聞こえました。
- 完成し、諸注意。
はい、こんな感じ。下の歯です。
諸注意の内容は、歯ブラシの仕方と、「矯正具」があたっているところが口内炎になりやすいため、
その「あたり」を緩和するためのガムのような素材の使い方です。
下の写真の白いチューブは注射のようになっていて、右側の平たい部分を指で押すと、左側から2種類のセメントのような素材が出てきます。
それを混ぜるとガムのようになるのでブラケットにつけ、矯正器具が直接口内炎に当たらないようにします。
ブラシ部分が粗く植毛されている歯ブラシ。ワイヤーのあたりの食物残渣をとります。
一本歯ブラシ。これもブラケットにからんだ食物残渣をとるために活躍します。
3. 装着後の感想 痛みは?食事は?手入れは?
実際、3日経ったいま、日常的な痛みはほとんどありません。ただ、食事はしにくい。食べ物がワイヤーに絡み付くため、
食後はできるだけ早く歯ブラシをしたくなります。
食事をとるときは、やはり噛み締めるので、奥歯に多少の痛みがあります。
歯ブラシは、隙間の大きな歯ブラシでブラケットにからみついた食物をとり、一本歯ブラシでさらにきれいにし、とブラケットの周りを念入りにきれいにします。
デンタルフロスもブラケットの隙間からフロスを通し、歯間に汚れをのこさないようにします。
歯ブラシは持ち歩きますが外食のときはそれほど念入りに歯ブラシできないのでうがいをきちんとするようにしています。
面倒…ではあります。
4. 治療費について
前の記事でも書きましたが、器具については
一番安価なもので見積もりをいただいていました。
「より目立たない」ようにするには、歯にくっつけるプレートを
金属でなく、透明プラスチックにすることです。
さらに目立たないタイプもありましたが、一段階ごとに約3万円値段があがるので
松竹梅あるうちの「竹」を選び、写真のようになりました。
私が通っている医院では、
- 基本料 250,000円
- 装置料 161,000円(一番安価なのは128,000円でしたが…)
- 上記に消費税 33,280円
合計で449,280円をクレジットカード払いで。
その他
- 基本検査料 20,000円
- 消費税 1,600円
合計21,600円がかかり、こちらは現金でした。
矯正器具をつけた本日のお会計は470,880円。
今後、一か月の診察ごとに調整料が5,400円(税込み)かかります。
2年かかるとして、総合計は573,480円(見込み)です。(はい、お金はかかります)
5. まとめ
長年の念願であった歯科矯正。
免疫力が低いせいか、若い頃から口内炎、歯周病に悩まされ、専門医にかかってもなかなか治らない。
見栄えも悪く、手入れもしづらい。そんな口内の状態をなんとかしたい、と(お金もかかるけど)意を決しての
矯正治療。
これから1年、2年、どうなるか楽しみ(うまくいくとは限らないので怖くもあります)です。
ところで、私が現在通っている歯科医院は、できるだけ自宅に近いところということで以下のインターネットで見つけました。
医院検索や口コミ、矯正治療に関する様々な情報など、矯正治療をお考えの方、また、
一般歯科も↓ こちら ↓ のサイトで検索できます。
矯正歯科専門サイト『e-矯正歯科.com』で検索!
余談ですが…
装着して3日経つのですが、一緒に住んでいる家族も誰も気づきません(下の歯だけだから?)。これなら、「審美ブラケット」にする必要もなかったかも…