アラフォー子連れ正規留学④ ベビーシッターをどう手配するか?コロンビア大学留学記

コロンビア大学大学院に入学を許可された時、長女・次女は小学校、三女は幼稚園でした。

自分の通学と育児がどう両立するか、一体、そんなことが可能なのか?

大学院入学の最大の難関が子どもたちの放課後問題でした。

1. 入学決定から入学式までの間に3単位をサマースクールで取得

大学合格通知をもらって、期限までに400ドルの入学金を納め、

やっと入学が確定しました。

大学院の始まりは9月でしたが、夏休み中も大学は講義

(サマースクール)があります。

学期中の授業と同じようにきちんと出席し、課題をこなすと単位がもらえます。

この単位は大学院での単位に加算することができるので、

単位の先取りをしたい人が授業料を払って参加しています。

私もお試しに「ポーランドの政治史」をとりました(なかなか面白かったです)。

また、サマースクールへの参加には他の目的もありました。

それは、「実際に車で通えるかどうか」について実験をするということでした。

授業は一日一コマ、昼間だけだったので、長女・次女がサマーキャンプ

(お泊まりのキャンプではなく、アメリカでは夏休みの間、

大抵の子供達は遊び中心の施設に通って勉強したり、運動したりします)、

三女が幼稚園に行っている間に通うことができました。

苦手な運転もフリーウェイにさえ慣れれば

あとは駐車場に車を出し入れするだけなので、

思ったほどには難しくなくてホッとした、というのが実感です。

参加したサマースクールの講義の評価は試験ではなくレポート提出だったので

オマケだとは思いますが、A−をもらい、3単位稼ぐことができました。

そして、新学期が始まり、大学院のオリエンテーションに参加。

ここで現実問題に直面しました。

2. 必須科目を取るためにはベビーシッターは絶対必要という事実に直面

1995年8月末、家族とのイエローストーン旅行を一人だけ先に切り上げて

「必須」と指示があったコロンビア大学院のオリエンテーションに参加し、

必須課目の説明を受け、どの授業を受けるか決めて行く中で、

どうしてもベビーシッターが必要であることが明らかになりました。

郊外に住んでいて車通学で片道1時間近く。

子どもたちの小学校のお迎えは3時。必須科目はだいたい夕方までありました。

↓1995年夏、イエローストーンへの1週間の家族旅行では最後の2日を一人だけ早帰りして大学院のオリエンテーションに参加。上のアイキャッチ写真は私が早帰りした後、夫が撮った子どもだけの旅行写真。

3. 幼稚園の延長保育と学童保育の手配などのやりくり

まず、幼稚園に通う三女ですが、幼稚園には延長保育があったので

有料ですが、4時ぐらいまで延長をお願いしました。

そして、長女、次女については、Kidsbaseという学童保育所があり、

子どもたちが通っている小学校からバスに乗せてくれます。

小学校から15分ぐらい離れたところだったと思います。

延長保育、学童保育を使っても、私が大学院から帰ってくる時間は

彼らの保育時間より後になります。

なので、幼稚園、そして学童保育所の2ヶ所に車でお迎えに行き、家に連れ帰り、

私が帰宅するまで一緒にご飯を食べたり、

遊んでくれるベビーシッターが必要でした。

一体、こどもを車に乗せて連れ帰ってくれる、

しかも言葉がわかるベビーシッターなんているのでしょうか?

いろいろ考えて、本当に頭が痛くなるほど考えて…

実際、考えすぎて一日寝込んでしまいました。

本当に大学院生活がはじめられるのか? 何度も自問自答しました。

でも、考えて何もやらない、という選択肢はありません。

「とにかくあたって砕ける」しかない、と思い

前任の方や周りの日本人の方々から頂いた

ベビーシッターさんのリストの中で、とても評判が良かった

西村さんという若い女性に(アメリカでは幼児教育を勉強しつつ、

アルバイトでベビーシッターをしてくれていました)

電話で依頼しようと決心しました。

西村さんがダメでも他の人を紹介してくれるかもしれない…とも考えていました。

一方、授業の組み方は、一日に何コマも詰め込む集中方式です。

さらに授業のためには予習は必須。通学日数をできるだけ減らし、

家での勉強時間も作らないといけません。

そうして走り始めた1995年9月の秋学期の時間割は、

月・水曜日は午前・午後にかけて1日3講義、夕方6時まで(必修)。

金曜日は午前中のみ2時間の統計学(必修)、

土曜日にコンピュータ2時間(夫にベビーシッターを依頼)

という組み合わせになりました。

結果、週2回月曜日と水曜日に幼稚園・学童2ヶ所のお迎え、

夜までのベビーシッティングという内容でお願いしてみました。

恐る恐る頼んでみると、意外とあっさり引き受けてくださり

(本当に安心しました。そして「応援しますよ」と

おっしゃってくださいました)、やっと大学院に通える目処が立ったのです。

その2日間の保育を依頼するためにほかの日は

当日と翌日分の御飯をつくったり、買い物したり、

そして予習をし、また、時々はPTA活動もし、という日々が始まりました。

4. 学生生活、やっとスタート!

こうしたやりくりは、次の春学期、翌年の秋学期も繰り返されましたが

西村さんの協力のおかげでなんとか乗り切ることができました。

本当は他の学生と色々交流したり、ディスカッションしたり、

という学生生活ももっと楽しみたかったのですが、

単位を取るのに必死で、他の若い学生さんほどには

キャンパスライフを楽しむことはできませんでした。

友人も多くはなかったですが、

例えば数学が苦手なインドネシアからの学生さんの統計学の宿題を手伝う代わりに

英語をみてもらうという「互恵的」な友人ができたりもしました。

ベビーシッターの手配という難関を乗り越えた時には

本当に「夢実現」に大きな一歩を踏み出せた、と感慨もひとしおでした。

↓手書きの時間割。これを持ち歩いていました。

(次に続く)

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この記事を書いた人

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大野 清美

1958年大阪生まれ、大阪育ち。子どもの頃の夢だった「留学したい」を37歳で実現。3児を育てながら米国NY州コロンビア大学国際関係学大学院を卒業しました。帰国後は英語を使って仕事を続け、今後は「自分の人生を変えてきた」英語を教えたい!と修行中です。
趣味はマラソンとモーターバイクでのツーリング(愛車Honda VTR)です。
(2019年4月記)