東京オリンピック・パラリンピックボランティアー私は輝けたか?(10) ーこれで最後ー

写真は、支給されているお弁当です。熱中症対策のため?

ガッツリ、で塩分多めでした。

いちゃもん

このブログシリーズは、友人に「いちゃもん」(大阪弁で文句)つけてると

いわれ、まあ、これで最後にしようと思っています。ちょうどキリもいいし。

大会後、オリンピック委員会からは、「お礼」や「アンケート」のメールがきていて、

彼らの側からは「自分たちはとてもうまくできた!」ようなことを言っていた内容だったので、

ああ、主催側は反省もなく終わっていくのね、と感じました。

でも、莫大な税金を使って多くの人を巻き込んだイベントだからこそ

美談だけを残すのはよくない、と思って「あったこと」「本当のこと」を

書いてきました。

個人的には、まあ、娘たちにオリンピックネタでズーム会議も開いてもらったし、

夫には優しくしてもらったので(灼熱の大使館待ちぼうけの日は部屋を

涼しくして待っていてくれた!)、こんな私でもかまってくれる人がいる、

と、家族のありがたさを噛み締めています。

さて、オリンピック・パラリンピックシリーズでまだ書いていなかった残りの

話を書いて私の壮大な「愚痴」シリーズを終わりにしましょう。

アルバイトさんの見分け方

オリンピック前に森・元 JOC会長の発言を受けて多くのボランティアが辞退し、

さらに一年延期になったことでも辞退が相次ぎました。

で、唯一私が「まとも」に役割をいただき、国立競技場に行った時、

大臣が競技を観戦している間に(一緒に中には入れないので)

「せっかくだからいろんな方とお話ししよう」とオーバル型の競技場を

一周して、いろんな人に声をかけました。

そしてわかったのは「ボランティアとアルバイトさん」の見分け方。

ボランティアは、帽子、ポロシャツ、パンツ、靴下、靴、バッグまで

支給されていて、どうやらアルバイトさんはポロシャツだけが一緒だったのです。

そこで、アルバイトさんに声をかけてみました。

アルバイトさん、時給を聞くと「それはちょっと」と教えてくれなかったのですが、

(他の方の情報ではどうやら時給1400円から1500円ぐらいらしいです)

交通費支給、食事もボランティアと同じものを食べることができます。

お茶・水は自販機から飲み放題。アイス食べ放題。

「でも、このシャツはレンタルなんですよ。

終わったら返さないといけないんです。ボランティアさんに渡しすぎたみたいで」

(あ、そうなのね)

「ウェアは、一式全部揃えたら3万円ぐらいするんですよ。

絶対ボランティアさんがいいですよ」と言われました。

「へー」「へー」「へー」です。

まあ、私は常勤の仕事があるのでアルバイトはしないですが(だからこそボランティア)、

アルバイトさんのほうがオリンピックの雰囲気は味わえたなあと

思ったりしました。

それに、仕事の内容がはっきりしているから、「何をしたらいいか」なんて

悩まなくていいですしね。

お礼はくじ引きで

ボランティアの「景品」は、バッジ、そしてくじ引きで

当たれば「スウォッチ」です。

結構当たり外れで大きな差がありますね。

 

まあ、私は「はずれ」で、バッジだったし、

コレクション趣味はないのでその場で

「ほしい」という他のボランティアさんに

あげてしまいましたけど。

私が欲しかったのは、モノや記念品ではなく、

「一生に一度の経験」でしたので。

思わぬ再会

私たちディグニタリーアシスタントの集まる部屋は某ホテルに設置

されていましたが、それほど広くない会議室ですので、同じ部屋にいると

さまざまな声が聞こえてきます。

ある日、すぐ近くで話している内容が

ニューヨークとコロンビア大学の話。

思わず懐かしくなって、「私も卒業生です」と言ったら

え、何年?とかという話になり、

なんと同時期に同じ学部に在学していてかつて

お話しもしたことのある同級生!

うわー、嬉しい再会!

彼女も結局ディグニタリー・アシスタントの仕事は

まわってこなかったけど、

なんとパラリンピックの開会式に出られたとか。

「選手の人たちとも話せたし、楽しかったから

(もうこれだけで)いいわ」と。

彼女が少しでも「オリンピック」の雰囲気味わえたのはよかったです。

ちょうどお家も近くなので、コロナが収まったらお茶をしたいと

ライン交換をしました。

彼女、今はNHKで英語番組を作っているそうです。さすがのご活躍で

いろいろお話を聞かせてもらいたいものです。

さいごのさいごのまとめ

まあ、同級生との再会もあったし、

家族には優しくしてもらったし、

オリンピック組織委員会がいかにダメダメなところもあったか

わかったし(全部が悪いということではないでしょうから)、

ま、私の人生の「一生の思い出」とはならなかったけど、

「こんなこともあるか」ということであれば、

これも一つの経験。いままでにない経験をした、ということかな。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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この記事を書いた人

大野 清美

大野 清美

1958年大阪生まれ、大阪育ち。子どもの頃の夢だった「留学したい」を37歳で実現。3児を育てながら米国NY州コロンビア大学国際関係学大学院を卒業しました。帰国後は英語を使って仕事を続け、今後は「自分の人生を変えてきた」英語を教えたい!と修行中です。
趣味はマラソンとモーターバイクでのツーリング(愛車Honda VTR)です。
(2019年4月記)