主婦をやめて一人暮らしを始めました(12) スピンオフ主婦 初めてのDIY その3 引っ越しもDIY

都内にある自宅に夫と娘たち(成人・勤め人)を残し、

職住接近を求めて職場近くにアパートを借りて

自分だけの「基地」を確保しました。

引っ越しをするほどの荷物はなかったけれど、

生活用品・着替えの運搬などは全て自分でスクーターに乗っけて運びました。

そして、スクーターが故障した時は、レッカーまで自分で…?

1. スクーター女子

人生、何が幸いするか、わかりません。

今の職場に転職した時に、

「せっかく転職してお給料も上がったことだし、何かやりたい。

やるなら、今までやらなかったことを」

と、48歳で自動二輪の免許をとりました。

家には50ccのDioという原付バイクがあったのですが、

せっかく自動二輪の免許をとったので、「二段階右折」をしないですむ

100ccのスクーターを購入しました。

職場の最寄り駅近くに私設の駐輪場を月5000円で借り、

「健康にいいよー」とか「自転車にすればー」という意見をよそに

最寄り駅から徒歩20分かかる職場までをスクーター通いにしました。

家から職場最寄駅まで1時間、全部歩くと1時間20分、

スクーター利用で1時間7分ぐらい

私にとって「時は生命なり」–

朝早めに職場に着き余裕を持って仕事を始める、

仕事前に英語あるいは資格試験の勉強をするために1分1秒ですら

大事だったのです。

2. 家探しの条件は「駐輪場あり」

2017年6月に不動産屋さんに飛び込んだ時も、

「家賃低め、職場近く、駐輪場あり」の物件をお願いしました。

それほど多くはなかったけれど、

希望の物件が見つかりました。

3. 引っ越しもDIY

家財はほとんど新規で購入して配達してもらったので

引っ越しというほどの荷物はありませんでしたが、

多少の衣類、近所のニトリで購入した生活雑貨などは

満員電車で運ぶには辛いと思い、

直線距離で20キロの自宅と「基地」の間を

スクーターで運ぶことにしました。

一度には運べないので、週末スクーターで職場から自宅、

週明け、荷物を積んで職場、そして基地に、ということを繰り返しました。

まるで家出みたいです。

「なんか、アホなことやってるなー」みたいな気分になりましたが、

自分の基地を作るため、と思うとそれなりの「ワクワク感」に包まれました。

(環七や環八などの交通量の多い幹線道路をスクーターで走るのは

なかなか怖いものがありますが)

4. 川越街道右折時にエンジンが止まる!!

スクーターも10年ものになってきましたので、

それなりにガタがきていましたが、

ある日のこと、

なんと、とびきりトラックが多い川越街道右折の真っ最中に

エンジンが停止する、という事件が!!!

いくら「ふかしても」どんどんエンジン音が小さくなり、

「なんとか、あと5メートル、4メートル、3メートル、

2メートル走れーーーーーーーー!」と

心の中で叫びながら右折完了した時には

エンジンはうんともすんとも言わなくなりました。

5. 軽トラで運んじゃう

右折を完了した場所は職場のほぼ玄関先。

警備員さんに「故障ですかー」と声をかけられ、

なんとか駐輪場まで押して運びました。

いやー、九死に一生、ってこんなこと?

もう、エンジンは「きっとダメだろうな」という反応だったので

馴染みのバイクショップに電話で相談しました。

一見さんで、近くのショップを探すという選択肢もなくはなかったのですが、

やはり愛車はいつもの人に診てもらいたいものです。

馴染みのショップのおじさんは私のバイクの主治医なのです。

で、そのショップは自宅近く。バイクは20キロ離れた職場。

保険で運べるかと思ったのですが…

レッカー保障は主契約をしている

HONDA VTR(250ccのバイク)にしか利用できない、とわかり、

バイクの師匠(こんな時バイク仲間ってありがたい)に特別にお願いし、

バイクショップの軽トラを運転してもらって

(実は自動車免許を持っていても4輪はペーパーな私)

職場まで取りに来てもらいました。

なーーんか、ほんと、「私なにやってんだろ」ですが、

スクーターを自分たちでトラックに乗せて運んじゃいました。

こんなことまでDIY!

そしてバイクは、解体修理。

部品は何だかわかりませんでしたが、これのどこかが悪かったそうな…

とりあえず、直してもらってスクーターは復活しました。

これで、基地から職場まで、10分で通勤できます!

6. まとめ

一人暮らしを始めるにあたり、

バイクの免許があって

普段から職場近くにスクーターがあったので

機動力はありました。

48歳で「下手さ加減に泣きながら」とった自動2輪免許ですが、

「芸は身を助く」というか、なんというか、

前に進もうとする私を支えてくれる道具となりました。

自転車だとちょっとしんどいし、自動車だとちょっと大げさで

私のプチ引っ越しには適度なスケールの運搬具になった、と思っています。

一つ一つ、問題はあるものの、解決していきながら作る私の「基地」

なんか、楽しい…基地作り、まだまだ進みます。

これまでのお話はこちらに↓

主婦をやめて一人暮らしを始めました(11) スピンオフ主婦 初めてのDIY その2 組み立て家具を組み立てる

主婦をやめて一人暮らしを始めました(10) 原点は「ひらり」

主婦をやめて一人暮らしを始めました(9) スピンオフ主婦 初めてのDIY その1

主婦をやめて一人暮らしを始めました(8) 一人暮らしを始めてできるようになったことを数えてみた

主婦をやめて一人暮らしを始めました(7)家族と私の変化

主婦をやめて一人暮らしを始めました(6)実務編 部屋のコンセプト

主婦をやめて一人暮らしを始めました(5) 実務編 不動産屋に飛び込んだ日から鍵をもらう日まで

主婦をやめて一人暮らしを始めました(4) そのわけは?「周りの反応」編

主婦をやめて一人暮らしを始めました(3) そのわけは?「やりたいことがあふれてしまった!」編

主婦をやめて一人暮らしを始めました(2) そのわけは?「気になる気になる」編

主婦をやめて一人暮らしを始めました(1) 「勉強部屋がなくなった!」編

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この記事を書いた人

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大野 清美

1958年大阪生まれ、大阪育ち。子どもの頃の夢だった「留学したい」を37歳で実現。3児を育てながら米国NY州コロンビア大学国際関係学大学院を卒業しました。帰国後は英語を使って仕事を続け、今後は「自分の人生を変えてきた」英語を教えたい!と修行中です。
趣味はマラソンとモーターバイクでのツーリング(愛車Honda VTR)です。
(2019年4月記)