現在の私の「一人暮らし」は、いわゆる「逆単身赴任」のようなもの。
私の世代(50代)の主婦たち。夫が単身赴任をしている人もちらほら。
私がアパートを借りて一人暮らしを始めたことを話すと、
「えーっ、いいなー、楽しそう!」
そして、一様に「うちのヒト、今は単身赴任だけど、
来年(来月)帰ってきちゃうのよー」と嘆きます。
え?お父さんたち、大丈夫?
それで、えっと、私は…?
1. なぜ「めんど〜」なのか
夫が単身赴任、不在を守る妻たち。
日本ではよくある「現象」。
子供達も大きくなって、高校、大学、そして社会人。
もう手がかからないし、勝手気ままに過ごしているし。
私もこれまでほぼワンオペで頑張ったのだから、
あなたが飲んで帰る日も子供達を寝かしつけて、
自分のやりたいことは後にして…
小さい頃はお父さんが家にいてくれると助かったけど
もう、子供達も「パパ、パパ」でもないしね。
自分だけだと朝ごはんも昼ごはんも冷蔵庫の残り物でじゅうぶんだし。
夫がいるとそうはいかないじゃない?
でもね、私も自分のペースができて、付き合いもあるし、
色々活動もあって忙しいのよね、と。
「私がどこかへ行こうとするとついてきちゃうのよね」とか。
妻たちの言葉を集約するとこんな感じかな?
2. 我が家の場合
私の夫は、熊本に1年、広島に1年、
子供達が学齢期の頃に単身赴任していました。
熊本では剣道同好会、広島ではテニススクールに入って
楽しくやっていたようです。
3女の中学受験の頃は「両親面接」などもあり、帰ってきてもらいましたが、
ふだんから仕事でほとんど家にいない人だったので
あまり不自由はなかった…
なので同居していても、戻ってきてもあまり生活は変わらなかったのですが、
それって…いいのか???
まあ、私の場合、「帰ってきちゃうのよね」
で一番困ったのは(そして今も解決していないのは)、
剣道の防具がいつまでも押入れの大きな部分を占めていること。
今後一生やらないなら「何とかしてください!」かな。
3. まとめ
会社としか関わりを持たないで生きてきた夫はそれが社会だと思っているし
一般的にママ社会、主婦の付き合い、そして人によっては会社人としての顔も持って
社会を広げてきた妻は
いろんな社会を生き抜いてその場所その場所で
自分の居場所を見つけてきているのでしょう。
会社には肩書きや地位があるけど、そこを離れてしまえば
その世界だけで生きてきた男性に何が残るでしょう?
「帰ってきちゃうのよー」と言われないように
奥様のこと、しっかり見つめてあげてくださいね(って余計なお世話?)
翻って、私の場合。
2年後の定年までこの快適な「一人暮らし」をし、
私の期待としては、2年後には娘たちが独立し、
幸せに家を出て、
夫が待つ???家に堂々と「帰る」か、
あるいは「帰ってこなくていいよー」ということになって別の部屋を借りるか、
すでにすごく悩ましいですが、
とりあえず一人暮らしで確保した時間と空間で生産性を上げ、
やりがいのあることを見つけ、あるいは継続し、もっともっと成長して、素敵になって、
定年後の人生をもっと楽しいものにしたいと考えているのです。
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